ウルヴァリン救出から数週間後、
センチネルによるパトロールは今も続いていた。
街にくりだしてホットドックを買って食べるピョートル、
オロロ、ボビーの3人。
プロフェッサーがくれたコスチュームはホントに
迷彩効果あるのか、とかスコットはかたいやつだが、
仲良くなってみると楽しいやつだ、とか「学園に慣れてきた」的会話ができるほど
みな学園になじみつつあった。
ハンク・マッコイが造った エグゼビア学園のヴァーチャルトレーニングルーム、デンジャールームではウルヴァリンが 他のX-MENメンバーのプログラムを秒殺していた。「病人と戦ってるみたいだぜ!」と言いながら あたりに血をばら撒くウルヴァリン。 「こんなに長く学園に留まるとは思わなかった」というプロフェッサーとサイクロプス に対し、「景色が気に入ったんでね。」といってウルヴァリンは ジーン・グレイを見る。 軍事施設で施されたメンタルブロック訓練により、プロフェッサーさえもウルヴァリンの心を 読むことができなかった。 そこへボビー・ドレイクが「テレビニュースを見て!」とやってきた。 ニュースによると「ブラザーフッド が大統領の娘を誘拐し、『センチネルによる攻撃 をやめなければ、娘を殺す』と、大統領を脅している」とのことだ。誘拐はもちろん 憎むべきことだが、それでセンチネルの攻撃がなくなるなら、それはいいことだ。 若いXメンバーはそんな風にも考えたが、結局プロフェッサーの意見が尊重され、皆が賛成し、 大統領の娘救出作戦が始まる。 ブラック・バードで娘が捕らわれているクロアチアへ向かったX-MEN。突入計画をしっかり 練っておいた結果、比較的簡単に娘の救出に成功。ブラザーフッドの クイックシルバーやトード に追撃をかけられるが、ウルヴァリンの活躍などにより、無事に娘をブラック・バードに 確保することに成功。マーヴル・ガールが操縦するブラック・バードに車ごと娘と共に 乗り込んだウルヴァリン。このときウルヴァリンの「俺の気になる女はテレパスなんだが、1日6回も 歯を磨く野郎を待ってて人生無駄にしてるんだ」という発言に対し、ジーンは 「希望を捨てないように。何が起こるかわからないんだから」と返している。 そのころ地上では、皆で頭かろうとしていたところ、ストームが 動かないビーストの姿を発見した。 "We're TOO LATE, Cyclops. I think Beast's DEAD......." 「遅かったわ、サクロプス。ビーストが、死んじゃった...。」 |
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