■WOLVERINE
RN: James Howlett (ジェームズ・ハウレット)
CN: Wolverine (ウルヴァリン)

■ミュータント能力
超回復能力(=ヒーリング・ファクター)
■所属
WEAPON XBROTHERHOODX-MEN
■解説
 X-MEN中唯一のオッサンキャラ。ヒーリングファクターは老化も抑えるため 実年齢はかなりのもので、第2次世界大戦の時点で既にいい大人だった。 大戦後ウェポンXに捕まり、全身の骨格を超硬金属アダマンチウム製骨格と 置き換える手術を受けた。その際、腕の中にアダマンチウム製の爪を取り付け られ、これがウルヴァリン最大の武器となっている。爪が出るときの音は「SNIKT!」。
 ヒーリングファクターを持つがゆえコミックでは毎回ひどい目に遭わされる。 しかし、撃たれても焼かれても起き上がり、不屈の精神で敵と戦うウルヴァリン はX-MENで一番の人気キャラ。アダマンチウムの爪は、出るとき毎回手の甲の皮膚を 突き破ってくるが、回復能力ですぐ傷口がふさがる。 ←この設定を知ったときは「なるほど」と思ったものでした (2006.1.3)
■リンク: 「WORDS X」

略歴
■THE TOMORROW PEOPLE  (#1-6)
(初登場)
 サヴェッジランドで暮らしていたが、マグニートー からプロフェッサーX暗殺の密命を受けて アメリカへ飛んだ。しかし飛行場でラス大佐率いる 兵隊に拉致された。そのままウェポンXへ連行されそうになるが、X-MENによって助け出された。 ビーストが檻のロックを解除した瞬間に礼も言わず 飛び出し、ラス大佐を追い詰め殺そうとした。だがそこにX-MENがやってきて殺しはいかんと 説得したが聞く耳持たず、止めを刺そうとした。そこで マーヴルガールによって気絶させられ、エグゼビア学園へ運ばれた。
 学園での戦闘シミュレーションではX-MENを秒殺する強さを見せた。一匹狼の 君がこんなに長く学園にとどまるとは思わなかった、というプロフェッサーXとサイク に対し、「景色が気に入ったんでね」と言ってジーンを横目で見ていた。
 大統領嬢救出作戦に参加し、 クイックシルバーに「ここで何してるんだ!?」とか言われていたが、お構いなしに 戦い見事救出に成功した。X-MENが去った後、マグニートーは「好きな女をものにした後 しっかり仕事をしてくれるはずだ。」と言っていた。学園へ帰り、 戦いで負傷したビーストを治療していたジーンを口説き、キスをした。その様子を 窓から見ていたサイクロプスにウルヴァリンは気づいていたようだった。
「覚悟しやがれ!!!」  X-MENがホワイトハウスへ招待された時は、ホテルでジーンといちゃいちゃ していたが、自分がプロフェッサーを殺しに来たということを告げたことで、 ジーンに殺されかける。そこへプロフェッサーからセンチネル攻撃の警告が発せられ、 現場へ急行した。プロフェッサーがマグニートーに殺される寸前にウルヴァリンが マグニートーを背中から突き刺した。困惑するマグニートーを倒そうとしたが、 逆にマグニートーの攻撃でウルヴァリンが倒されてしまった。
 事件解決後、プロフェッサーを守った行いがウルヴァリン改心の証拠とされ、 皆に許されたが、ジーンにだけは許されなかった。そして学園を去った。
 ダーティーワード使いまくりです。下品です。顎の髭もいい感じです。 どの時点かは分からないがプロフェッサーの理想を知り、殺さないことを決めた ようです。でも、マグニートーには拾ってもらった恩があろうに。かわいそうな マグニートー。ウェポンXの伏線はなかなかよかったです。 (2006.1.15)
■RETURN TO WEAPON X  (#7-12)
 自分の記憶を取り戻す旅に出ていたウルヴァリン。プロフェッサーが探った 手がかりの場所に行ってみるがそこにはなにもなかった。
 学園に戻ったウルヴァリン。 サイクロプスと共にピーターの前の雇い主 であるマフィアのボスに、もうピーターにかまわないよう脅しに行った。お子様である サイクロプスと違い、裏事情が分かるウルヴァリンはコロッサスの気持ちを よく分かっていた様子。またプロフェッサーのこともかなり信頼しているようなことも 話していた。その後すぐにまた旅に出かけた。
 自分の留守中に学園がウェポンXに襲われたことを知ったウルヴァリンは、 ブラザーフッドとフューリーに応援を頼み、自らは 追跡ビーコンを飲み込んでウェポンXにわざと捕まり、場所を教えた。ウェポンX ではジーン・グレイと和解し、落ち込む彼女に 「ことは俺の計画通りに進んでる」と口走る。 セイバートゥースの股間を突き刺して反撃に出るウルヴァリン「少なくとも、俺は戦闘中自分のXXは守れるぜ!」
 セイバートゥースに雪山へ連れて来られ、 セイバートゥースはウルヴァリンに関するウェポンXの資料を彼の目の前で焼き捨てる。 逆上したウルヴァリンとセイバートゥースとの戦いが始まった。自分より大きく 力の強いセイバートゥースに押され気味のウルヴァリン。セイバートゥースは ウルヴァリンを窒息させようと川へ押し付けるが、ウルヴァリンは爪でセイバートゥースの 股間を突き刺し反撃。そのまま勢いで崖から落ちてしまった。その後ウルヴァリンが先に 目を覚まし、ウェポンX施設へ戻ってきた。そのときちょうどニック・フューリーが 駆けつけたところで、フューリーを信用しないX-MENとブラザーフッドらに 事情を説明した。
 また今回、ウルヴァリンが瀕死のニック・フューリーを救ったエピソードが挿入 されていました。といってもこれは記憶を失った後の出来事ですが。
 ウェポンX編はウルヴァリンの活躍により幕を閉じた感じでした。もうちょっと 彼の過去を紹介して欲しかったのですが、まぁまだこれからですね。(2006.2.6)
■WORLD TOUR  (#15-20)
 日常描写によれば、ウルヴァリンも他のメンバーとともに訓練や講義を受けたり している様子。またコロッサスと共に巷の未解決事件を捜査しに行ったりしている。 またジーンにはふられたがこれからは彼女を守ると決めた、 とストームに言っていたらしい。
 最初のデイヴィッド・エグゼビア捕獲作戦では プロフェッサーが精神攻撃で抑えたところを ウルヴァリンが捕まえようとしたが、デイヴィッドはウルヴァリンの中に入ってしまう。 デイヴィッドはさらにトレーラー運転手に乗り移り、ウルヴァリンをトレーラーで 轢いた。ぐちゃぐちゃになったがヒーリングファクターにより回復。デイヴィッドとの 最終対決では爪で立ち向かうが全く歯が立たなかった。
 デイヴィッド事件解決後、X-MENに コロッサスが帰ってきたことをを誰よりも嬉しく思っていた。
 今回、自分の技が全く通用しない敵に出会って、さすがのウルヴァリンも びびり気味でした。デイヴィッドに乗り移られた人間で唯一生き残った。 (2006.2.22)
■HELLFIRE & BRIMSTONE  (#21-25)
サイク「URK!!!!!」  ジーンサイク と付き合い始めたことにイライラしている。ある日酔っ払った勢いでサイクロプス を挑発し出し、しまいにサイクロプスからパンチをもらう。これを待ってましたと ばかりに反撃し、サイクをボコボコにした。ピンチになったサイクはサングラスを外し ウルヴァリンにオプティックブラストを放射する。これに切れたウルヴァリンは爪 を出してサイクに襲い掛かろうとしたがプロフェッサー に動きを封じられた。 「てめぇはすっこんでろ、サイクロプス!」
 喧嘩した罰としてサイクと二人でサヴェッジランドの任務へ赴くことになった。 サヴェッジランドでキティがジェットに忍び込んでいた ことが判明したときは、サイクロプス以上にきつくキティを叱り付けた。任務中、 サイクが仲良くなろうとさかんに話しかけてきたがウルヴァリンは「黙れ。お前と 仲良くなるつもりはない。」と言って無視した。その後、大量の サイボーグ兵士との乱闘が始まる。
 ウルヴァリンのやなオヤジっぷり全開。ジーンが自分を選ばなかった理由は 自分自身にあることもお構いなしにサイクにつっかかってボコボコに。「Return Of The King」編であきらかになるが、この後さらにすごいことを.....。(2006.3.10)
■ULTIMATE WAR  (Ultimate War #1-4)
 サヴェッジランドからシャドウキャット と共に帰還した。その際サイクロプスがいない ことに慌てるジーンに対し 「すまない、ジニー」と言ってジーンを抱き寄せサイクロプスが死んだことを話した。 「あんたがかの有名なキャプテン・アメリカか。」
 その後もジーンに対しやさしくしているが、ジーンはウルヴァリンの言葉 信じられずにいた。
 プロフェッサーXの立案した ブラザーフッドのアジトを探る作戦では、マグニートー のダミーのあとをつける役割を果たしたが、マグニートーの策略によりいつの間にか 周囲をS.H.I.E.L.D.の兵士に取り囲まれてしまった。これを強行突破する ウルヴァリン。
 その頃他のX-MENもアルティメッツの襲撃を受けていた。X-MENと 合流したウルヴァリンは ビーストとプロフェッサーを捕まえようとする アイアンマンへ飛びついて攻撃する。 また兵隊に囲まれピンチのジーンとキティの前に現れ兵隊達を秒殺した。そこへ キャプテン・アメリカが現れウルヴァリンを ジェームズ・ハウレットと呼ぶ。自分の過去をほのめかすようなことを言われ 油断したウルヴァリンはキャプテンの銃弾で倒れた。その後、プロフェッサーが 能力を使って逃げる隙を作った際、他のX-MENたちと共に逃げた。
 戦ってるシーンはカッコいいけど、「サイクが死んだ」という言葉をX-MEN が誰も信じてくれないのは情けない。いくつかの困難を共に乗り越えてきたX-MEN であるけれども、ウルヴァリンのことだけは完全に信用できるやつとはみなされて いないようですね。 (2006.3.27)
■RETURN OF THE KING  (#26-33)
「そいつはどうかな。」  (4週間前)サヴェッジランドからサイクロプス シャドウキャットと共に任務から帰る途中、崩壊する大地の亀裂にサイクロプスが落ちてしまう。ウルヴァリンが その手をとり、サイクを引き上げようとするが、そのときサイクは言う「プロフェッサーの言ったとおりだ。 いがみ合う二人でも危険な状況の中では片方がもう一人の命を救う・・・」その言葉を聞いたウルヴァリンは 突然引き上げるのをやめ、キティがこちらを見ていないことを確かめると「そいつはどうかな。」手を離し、 サイクは割れ目の下へと落下していった。
 (現在)X-MENがマグニートーの仲間でないことを世間に示すため、ブラザーフッドを捕らえる活動を していたが、ウルヴァリンは邪魔した人間の兵士まで病院送りにし、他のメンバーのひんしゅくを買う。 また、ジーン・グレイはウルヴァリンの思考を読むことができないものの、 ウルヴァリンがサイクロプスの死にかかわっていることを信じ、二人の間には険悪な空気が流れる。 「AAAAAARRGGHH!!」
 マグニートーの居場所を探るため コロッサスと共にロサンゼルスのブラザーフッド下っ端のたまり場を襲撃した際、コロッサスにサヴェッジランド で何があったか訊かれるが、結局ウルヴァリンはしゃべろうとはしなかった。
 マグニートーとの最終戦ではセイバートゥースと対峙するが、 セイバートゥースの首を切り(完全に切り落としていたかは不明)、一発でダウンさせた。その後 マグニートーに拘束され、ウルヴァリンがブラザーフッドを裏切ったことやサイクロプスを殺したことを 責められつつ殺それそうになる。しかし、マグニートーの力に打ち勝ったコロッサスにより救われた。 そしてマグニートーのことが全て片付いた後、とうとうサイクロプスと対峙することになったウルヴァリン。 サイクのオプティックブラストを受ける覚悟でいて、結果大出力のオプティックブラストを浴び、 焼け焦げたまま北極に放置された。 「俺が結婚してたって言うのか?」
 サイクにチーム除外を言い渡され、プロフェッサーからもエグゼビア学園との関わりを断ったと言われる。 しばらく後、故郷のカナダに戻り山奥で暮らしていたが、そこへサイクロプスが現れる。X-MEN皆の賛成で ウルヴァリンをエグゼビア学園へ迎えに来たという。サイク自身もウルヴァリンに戻ってほしいと伝えるが、 ウルヴァリンは拒絶する。(ウルヴァリン)「ダメだ。間違ってる。俺はお前らと違う。ウェポンXの連中は 記憶と一緒に俺のいい人間性も消しちまったんだ。今の俺は殺しか人を傷つけるしか能のない男だ。 お前だって本当は俺に戻ってきてほしくはないんだろ。俺がX-MENに居ちゃ迷惑だろうが。」 (サイクロプス)「だからこそ、学園に戻るべきなんだ。」その言葉を聞いても黙ってにらむだけのウルヴァリン。 そこでサイクは一つの指輪を出す。それはS.H.I.E.L.D.のウェポンXに関する資料から見つかったウルヴァリンの 結婚指輪だった。(ウルヴァリン)「俺が結婚してたって言うのか?」(サイク)「それを確かめればいい。」 そう言いながらサイクはブラックバードを呼び寄せた。ウルヴァリンは、自らの過去の断片を発見してくれた X-MENに再び戻ることとなった。
 ULTIMATEヴァージンのウルヴァリンはかなり凶悪だということが判明しました。しかしそれも ウェポンXによる改造のせいだそうで。せっかくセイバートゥースと対峙したのに戦闘が一瞬で終わってしまった のは残念でした。最後のサイクとのセリフをかけあうシーンがよかったです。最後にサイクが指輪を出した ことで、過去を知りたいという"建前"でエグゼビア学園へと帰ってゆくと解釈しましたが、なかなか印象的 なシーンでした。(2006.9.26)
■BLOCK BUSTER  (#34-39)
「どうも。」  N.Y.のとあるレストランで遅い昼食をとっていたウルヴァリンに謎の女が 声をかけてきた。ウルヴァリンはあしらおうとするが、女は「あなたX-MEN でしょ?」「何かの任務中?」「昼食おごるわ。」「会えてうれしかったわ。」そう言って店を出て行った。 あらためて店内を見渡したした時、自分のほか誰もいないことに不信感を抱いたウルヴァリンは警戒するが、 突然外に止まっていた3台のバンから銃撃を受けた。何発もの弾を受けたものの、何とか脱出したウルヴァリンは 近所であるスパイダーマンことピーター・パーカーの家へ潜り込んだ。 帰宅したピーターに、匿ってほしいと言い眠りについた。2日間寝込んで目覚めると、弾痕は全て回復していた。 家の外に例のバンが停車したことに気づいたウルヴァリンは、ピーターに脱出を手伝ってもらうことに。 追っ手が自分の生命反応を追尾していると踏んだウルヴァリンは、自らの喉を切り裂き瀕死となり、 追っ手がウルヴァリンの反応を見失った隙にスパイダーマンに抱えられて脱出した。 「!!!!!!!!!!」
 追っ手の武装集団の正体を探るウルヴァリン。まずは路上でレストランの店主を見つけ尋問した。 すると店主は謎の女にFBIだから協力しろと言われ店を出たと証言した。店主も騙されたことを知り、 アメリカ軍、それもウェポンXがからんでいると睨んだウルヴァリンは ブラック・ウィドーのもとを訪ねた。アルティメッツのメンバー であるウィドーなら何かを知っているかも、と思ったが結局何も分からないまま家から追い出された。 手がかりがないことに苛立つウルヴァリンへ今度はミサイルが飛んできた。ミサイルはウルヴァリンの腹に 突き刺さると、そのままウルヴァリンごと飛んで行き、ビルにぶつかり爆発を起こした。ウルヴァリンは 間一髪ミサイルから体を離し、路地裏に身を潜めた。傷を癒しながら例の女 のことを思い出そうとするが、正体の心当たりはない。するとそこへ突然 デアデビルが現れ、先ほどの爆発騒ぎについて詰問した。ウルヴァリンが追われていることを知ると、 追っ手が近づいていることを知らせるデアデビル。振り向いてから再び前を向いたウルヴァリンの前には 既にデアデビルの姿はなかった。
 武装集団に取り囲まれたウルヴァリンは戦闘態勢をとって、怒鳴った「お前ら何者だ!」。質問を 無視され逆上したウルヴァリンは武装集団に切りかかるが、ダメージを与えられない。逆に ターラにアダマンチウム製銃弾を額に撃ち込まれ万事休すとなる。しかしそこで再びデアデビルが 現れ助太刀に入る。しかしそこへさらにスパイダーマンが乱入してきたことで銃撃戦となり、ウルヴァリン、 デアデビル、スパイダーマンはなんとか狭い路地に逃れた。額の銃弾を抜き取りながら、 デアデビルの超聴力に気づいたウルヴァリンは、デアデビルに武装集団の状況について訊いた。 追っ手が分散したことが分かると、ターラを待ち伏せ拘束し尋問するが、ターラはまともなことを何一つ しゃべろうとしない。怒ったウルヴァリンは彼女を殺そうとしたが、そこで武装集団のヘリが出現し、 銃撃を浴びせた。ターラを逃がし、傷を負って動けないウルヴァリン。そこへスパイダーマンが連絡して 呼んだX-MENたちが到着。ウルヴァリンはエグゼビア学園の医務室へと運ばれた。
 目を覚ましたウルヴァリンは自分がウェポンXでテストを 受けていた忌まわしい記憶の中にいることに気づいた。そこへ プロフェッサーXが現れ、武装集団の手がかりを求めウルヴァリンの深層の記憶を呼び戻していることを 伝えられた。実験室のような部屋の中を見渡したウルヴァリンはそこに不適な笑みを浮かべる ラス大佐とターラを見つけ、交錯する記憶の中で発狂しそうになった ところ、ベッドの上で(本当に)目覚めた。そばにいたエグゼビアから襲撃者の分析を聞く。 エグゼビアは続けてなぜ学園を去ったのかを尋ねた。ウルヴァリンは言う「聞けよ。あんたらは俺に 戻って来いと言った。俺の罪を許してくれると言った。だが俺が部屋へ入ってゆくと・・・ 囁き声が聴こえる。におうんだよ、恐怖が。憎しみの味がするんだよ。言葉はうわべだけだぜチャッキー。 におうんだよ。あんたらが俺のことをどう思ってるのかはっきりわかる。言葉だけじゃ納得しねぇ。 だが鼻は嘘をつかねぇ。だから俺は出てったのさ。」。ウルヴァリンの言葉に対し、エグゼビアは 相手が子供たちである以上、信用は勝ち取るもの、信頼するに値する何かを見せればいいと言い、 食事を摂るように進めた。 「・・・・・」
 食堂のドアを開けたウルヴァリンは皆に複雑な表情で迎えられる。気まずくなったウルヴァリンは サンドイッチと缶ビールを持って庭へ出て一人で食べた。するとそこへ ジーン・グレイが現れ、ウルヴァリンを睨めつける。サイクロプス 殺人未遂のことを根に持っているジーンは、今度怪しいことをしたら殺すと脅した。ばつの悪そうにうなずく ウルヴァリン。すると突然、ジーンは何かを発見し飛び立ってゆく。ウルヴァリンは彼女が 巨大な鳥のような火炎をまとってヘリコプターを襲う姿を目撃し、あっけにとられた。爆発でジーンが吹き飛ばされた のを見たウルヴァリンは他のX-MENに報告し、ジーンの捜索に乗り出す。ジーンを無事発見し、プロフェッサー のもとへ届けた後で、ウルヴァリンは皆に襲撃者がウェポンXに関わるもので、アジトのめぼしがついた ことを伝える。同じウェポンXの被験者であるナイトクローラー と共に敵のアジトへ行こうとしたウルヴァリンだったが、サイクに「オレたち全員で行く。 これはミュータントを憎む者の犯罪だ。連中はミュータントを危険にさらす。だから全員で行くんだ。」 と言われ、X-MENを案内して敵のアジトへ襲撃をかけた。 「・・・・・」
 奇襲を仕掛け、うまくいくかと思いきや、敵のリーダーであるターラは捕まる前に仲間を全員殺し 自殺してしまった。自らの記憶を取り戻す手がかりと考えていたターラが死亡し、ウルヴァリンは宙に 向かって吼える。そこへS.H.I.E.L.D.の部隊が到着し、 デュガンが現れた。デュガンに「よぉ、ジェームズ」と声を掛けられ 戸惑うウルヴァリン。デュガンは今回の事件の少ない説明をし、ウルヴァリンは思い当たる節々で 顔をしかめながら聞いていた。
 その夜、学園に戻った後、ウルヴァリンは一人、手のひらに載せた結婚指輪を眺め、やがてそれを 強く握って闇を見つめた。
 今回の『Block Buster』編は完全にウルヴァリンが主人公。人物像を掘り下げつつ、ウルヴァリンの X-MEN復帰が描かれました。ターラに対しては、途中からは自分の記憶を取り戻す手がかりとして追ってゆく という状況の変化がおもしろかったです。結局全然謎は解明されませんでしたが。(2006.12.05)
■NEW MUTANTS  (#40-45)
 ミュータント能力発現のために両親や友人、住む町の人々を全滅させてしまった少年J のところへ派遣された。おびえる少年に対し、ウルヴァリンはいろいろなことを語りかける。 自分の存在に耐え切れず死を望んだ少年に対しウルヴァリンは少年の望みをかなえた。
 新入りのエンジェルが稽古をつけてほしいと言ってきたので、 デンジャールームで相手をするが、エンジェルの度胸のなさにあきれてしまう。 大統領によるニュー・ミュータンツ 結成の演説の際は、エンジェルに命令してセンチネルの頭部まで 運んでもらおうとしたが、エンジェルはウルヴァリンの体重を支えることができず途中で落としてしまい 攻撃は失敗した。
 事件後、ヘンリー・マッコイの葬儀では最後に サイクロプスと共に無言で墓穴を掘る仕事をした。
 今回のウルヴァリンは本編での活躍はほとんどありませんでした(前回あれだけ活躍したからか)が、 少年Jのストーリーでは流石ウルヴァリンといった感じの会話を展開していました。おそらく少年のことは 教授とウルヴァリンしか知らず、少年の命を絶つしかないと判断した教授がウルヴァリンだけにそのことを 伝え、任務につかせたのではないかと思います。(2007.7.29)
■TEMPEST
 
■CRY WOLF
 
■THE MOST DANGEROUS GAME
 
■HARD LESSONS
 
■SHOCK AND AWE
 
■ULTIMATE SACRIFICE
 

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