■MAGNETO
RN: Eric Magnus Lensherr (エリック・マグナス・レーンシャー)
CN: Magneto (マグニートー)

■ミュータント能力
磁界と金属を自由に操る
■所属
BROTHERHOOD
■解説
 「ミュータントこそ支配者!」をモットーに人類に宣戦布告したブラザーフッドの リーダー。チャールズ・エグゼビアと共に、 ミュータントの楽園をつくったが、平和主義に徹する エグゼビアと決別し、自分についてくるミュータントたちとともに ブラザーフッドを結成、人類にテロ攻撃を始めた。ミュータント同士が傷つけあう ことを好まないマグニートーは、テロをじゃまする X-MENに何度も 「仲間になれ」「人間の味方をしても得はない」と言うが、結局エグゼビアの理想を 追うX-MENとは戦う運命。
 固い主張を持ってミュータントたちを惹きつけるマグニートーはまさに カリスマ。さらにそのミュータント能力も強大で、金属全てを操るマグニートーの前 に現代兵器はもはや無意味。ヘルメットによりテレパシーもブロック。 プロフェッサーXよりも数十倍カッコいい悪者キャラ。 (2005.12.24)
■リンク: 「WORDS X」

略歴
■THE TOMORROW PEOPLE  (#1-6)
(初登場)
 ブラザーフッドを率いて人類へテロをはたらき、犯行声明をテレビ局に送ったり していた。タイムズスクウェア襲撃の際はテレビを観て即座に チャールズ・エグゼビアが動き出したことを 確信し、ウルヴァリンにエグゼビア暗殺の指令を 出した。大統領嬢誘拐の際は、X-MENがクロアチアのアンチミュータント武装集団に 襲われているところへ現れ、武装集団を蹴散らした。そこで警戒する サイクロプスらに対し、「我々はただミュータント 虐殺を止めたいだけだ。ミュータント同士が傷つけ合って何になると言うのだ」 などと説き、ブラザーフッドに協力させてビースト を瓦礫の中から救い出し、X-MENを避難させた。 人間はミュータントの下僕として生きるか、それとも死ぬかだ。この男はミュータントにはむかった権力者の例として今日処刑されるのだ....」
 X-MENを脱退してサヴェッジ・ランドにやってきたサイクロプスを温かく迎え入れ、 自分の哲学を熱く語った。その後センチネルの 強襲を受けたときは能力によって島の全てのセンチネルの動きを止め、プログラムを 書き換えて人間を襲うようにセットし、ワシントンDC攻撃へ向かった。ワシントンDC では、センチネルを使って周囲を火の海とし、自らは米大統領 を取り押さえ、テレビ中継しながら演説をぶち、星条旗を燃やし、大統領を処刑しようと した。が、そのときプロフェッサーXとウルヴァリンが現れ二人を倒したものの マグニートー自身も傷を負ってしまった。いよいよ怒りが頂点へ達したマグニートーは 合衆国中の核ミサイルを爆発させようとする。が、今度は息子の クイックシルバーによってヘルメットを奪われ すかさずプロフェッサーの精神攻撃を受けてしまい、最期は周囲の金属を引き寄せ 塊となった後落雷により爆死した。
 カッコいいですね。カリスマ性を感じます。サヴェッジ・ランドはほんとに ミュータントの楽園なんだなぁと思います。いろいろな動植物とミュータントたちが 平和に暮らしてるし、詩の朗読会とかいろいろやってるみたいだし。やってくる ミュータントたちは皆迎え入れてるみたいだし。従ってくれるミュータントが 多いだけにプレッシャーも相当なものでしょうがしっかり皆を引っ張ってくれる リーダー、マグニートー。最後に「爆死した」って書いたけど実は死んでないのは お約束。(2006.1.15)
■WORLD TOUR  (#15-20)
 前の戦いで死んだと思われていたが、実はプロフェッサーはマグニートーを殺さず 精神的リハビリをさせていた。。 プロフェッサーにマグニートーとしての 記憶とパワーを封じ込められ、養護学校教師として働いていたエリック・レーンシャー。 プロフェッサーは その様子を定期的に観察しているらしく、住所や彼女や生活習慣のことまで 知っていた。 プロフェッサーX「ありがとうエリック。ほんとにありがとう. . . .」
 事件解決後、X-MEN解散を決めたプロフェッサーはマグニートーに会いにくる。 自分の理想はバカげている、自分は最低の父親だ、最低の教師だなどと思いを吐露し 落ち込むプロフェッサーに対し、エリックはなぐさめ、そしてプロフェッサーXの 講演会のチケットを見せる。エリックが自分の意思でチケットを買ったことを知った プロフェッサーは涙がこみ上げ、エリックは彼を抱擁した。
 途中、プロフェッサーの昔話で、エリックとプロフェッサーの過去が少し 語られるのですが、この二人の関係はかなりやばいですね。ある時は72時間ぶっ通し で電話で語り合ってたりしてたらしい。今回は記憶をなくしたエリックに対し プロフェッサーは昔のように心のうちを打ち明けて語りあったりしていました。 エリックはかなりいいやつでした。(2006.2.21)
■HELLFIRE & BRIMSTONE  (#21-25)
「私の双子を許すつもりはない。こうだけ伝えてくれ、父親が戻った、と。」  プロシミアン立案の作戦でブラザーフッド により保護され記憶を取り戻した。復活してすぐ町中の車や電信柱を空中に 集め、「TANK YOU CHARLES」の巨大文字を作った。調子に乗るプロシミアンを 手早く処刑し、ブロブ クイックシルバースカーレット・ウィッチを許さないことを語った。
 記憶を取り戻すまでは相変わらずいいおじさんで彼女もいて 毎週木曜日にプロフェッサーX と会ってチェスとかしていたらしい。この精神リハビリ中の記憶も今の マグニートーに残っている模様。(2006.3.9)
■ULTIMATE WAR  (Ultimate War #1-4)
 再びブラザーフッドを率いて人類宣戦布告。 ブルックリン橋を破壊した。 「そんなかわいらしい円盤でこの私を止めるつもりか........呆れたぞ!」
 自分を裏切った息子がトリスケリオンにいると知ったマグニートーはトリスケリオンを強襲した。 強固なセキュリティを持つこの施設の電源・予備電源をストップさせ、 警備兵を次々倒しアルティメッツの 作戦会議室へやって来る。攻撃しようとして キャップが投げたシールドを跳ね返し、逆にキャップをそのシールドで壁に 磔にした。ハンマーを投げたソーに対しても 「今度は何だね?魔法のハンマーか?」と言って跳ね返し、ソーをノックアウトさせた。 「歩み出て罰を受けるのだ」その呼びかけにクイックシルバーと スカーレット・ウィッチは前に出てきた。マグニートーは二人に対し、自分の 怒りとその理由を伝え、ライフルでクイックシルバーの膝を撃ち抜いた。去り際に キャプテン・アメリカが怒りをあらわにして騒ぐが、マグニートーはほとんど無視して 去っていった。
 その後、エグゼビアから休戦して 話し合おう、という提案があった際は怪しみ、指定場所の美術館にダミーを送って ウナスを使って遠隔操作しながらエグゼビアと話した。「ブラザーフッドに 協力してアメリカをミュータントの楽園にしたい」というエグゼビアの申し出 を聞いて罠だと見抜いたマグニートーは、「考えさせてくれ」と言って美術館を後に した。ウルヴァリンがあとをつけて ブラザーフッドのアジトを探ろうとしていることに気づき逆にかく乱させ、さらに 密かにX-MENの隠れ家を探し当て、アルティメッツに通報した。
 事件後、エグゼビアが拘束されている独房に現れたマグニートー。 今度は逆にマグニートーがエグゼビアを誘う。マグニートーにとっては エグゼビアの拘束を解いて脱出することなど簡単なことである。しかし エグゼビアは「君の提案には興味がない」と頑なに拒んだ。マグニートーは しゃべり続ける。「X-MENは新しい師が必要だ。彼らには未来がある。 しかしそこにお前の入り込む余地はない。」
 クリス・バチェロ(ペンシラー)が描くマグニートーはかなりイカついのです。 そして今回はカッコいい活躍がたくさんでした。アルティメッツをこてんぱんに叩いて たし。チャールズ・エグゼビアについてウナスに話していたとき、「彼との友情は もう修復不可能なまでに崩れてしまったのだよ」などと言っていました。たしかに こんな保身のために嘘つくやつは友達とはいえません。(2006.3.23)
■RETURN OF THE KING  (#26-33)
「恐がらなくていい。安全で君のような若者たちが住んでいる場所があるんだ。」  新たなブラザーフッドの要塞を建設しようとしていたとき、マグニートーは8年前 から今までの回想をしていた。8年前、共にミュータントの楽園を創る旅に出るため チャールズ・エグゼビアを迎えに来た エリック・レーンシャー。妻と息子を残して出てきたチャールズに対し、家族のこと を尋ね、チャールズが何の心配もしていないことを確認すると、エリックは安心して ロールスロイスを出発させた。その1年後(現在から7年前) 、制御できないミュータントパワーの被害により 村の住民に処刑されようとしていたミュータントの少年 リッキー・ギブソンをチャールズと共に救出・ 保護した。その1年後(現在から6年前)、サン・フランシスコに大邸宅を建てそこを 保護したミュータントの若者達の学校とした。この学校はBrotherhood of Mutants と名づけ既に十数人のミュータントたちが暮らしており、その中には無邪気に遊ぶ ワンダ ピエトロの姿も。若者への教育と世間への「平和共存」を呼びかける活動をして いたエリックとチャールズはこの学校に記者を呼び案内して回った。また、この頃 既にセレブロが開発されていた。
 その1年後(現在から5年前)、人間による執拗な嫌がらせから逃れるため未開の島 サヴェッジランドへ仲間と共にやって来た。目の前に広がる広大な土地を見て ミュータントの都市建設の構想を語るエリック。話は途中から「10年後には全ての 国の政府がこの小さな島の命令に従うようになるだろう。」「20年後には全人類 が我々の作ったミュータント語を話すようになるのだ」と発展してゆく。 そんなことを真面目な顔で語るエリックに対しチャールズは「もちろん、 そうするかは個人の意思だろう。」と付け加える。その1年後(現在から4年前)、 サヴェッジランドには広大な自然の中に溶け込む美しい都市が完成しており、 数百人のミュータントが暮らしていた。紫のタイツを着込み真紅のマントを羽織って 広場を見下ろすマグニートー。「お互いのことをマグニートーやら デトネーターと呼び合うのは変な気分だ」というリッキー・ギブソンに対し、 マグニートーはミュータント名について語る「私はマグニートーと呼ばれることで 遂に卑しい人間とのつながりが消えるのだ」 「リッキー・ギブソンはホモ・サピエンスである父親や先祖に敬意を払っている。 しかし、デトネーターは他の何ものでもない、 お前が生まれ授かった才能を敬しているのだ。」  この頃マグニートーは既に将来ミュータントが全人類を支配する構想を持っており、 サヴェッジランドに住むミュータントたちに対しても自分の思想を語り、また軍隊 の組織も始めていた。 「私のことをモラルが欠けてるなんてよく言えたものだ。」
 その5ヵ月後、マグニートーはヘルメットを被ってプロフェッサーXの前に 姿を現した。「ばかばかしく見えるぞ」というプロフェッサーに対し マグニートーは「このヘルメットはテレパシーを遮断するのだ。」 「私はお前が何を考えてるのか分からないというのに、お前は私の考えている どんなことも分かるとは不公平だと思わんか?」。プロフェッサーは 「君の考えてることを読んだことはない。友達だろ。」と言うがマグニートーは さらに声をさらに声を荒げて言う「友達は能力を使って投票の操作なんてしない。 友達は卑しい人間とテレパシーで会話したりしない。知らないと思ったか? お前はアメリカとイギリスと話してるんだろ。(中略) よく私のことを モラルに欠けるなんて言えたものだ、弱いどうしようもない男が。モラルがないとは 自分では何もしないで傍観して種が自滅するのを待つやつのことだ。 モラルがないとは完全を作り出す力を持ちながらそれを使用しないことだ。」 けしかけるマグニートーに対しプロフェッサーは「年のせいで偏執になってるんじゃ ないか。」と言い、マグニートーは「今に分かる」と言ってその場を去った。
 その1年後(現在から3年前)、プロフェッサーXは彼に慕う数人の仲間と共に マグニートーを気絶させ、街から逃げ出した。すぐさまマグニートーのもとに 駆けつけ、逃亡者を捕まえる準備をするワンダとピエトロに対しマグニートーは 「追わなくていい。連中がいなくなったほうがこれからやりやすい。」 「しかし、進化の過程を邪魔するとどうなるか思い知らせる必要はあるな。」 「チャールズにはここへ戻って謝ることができないようにしてやろう。」 マグニートーは金属棒を飛ばし、森の中を走るチャールズの腰に突き刺した。 「今宵、ブラザーフッドはホモ・サピエンスに対し戦争を起こすのだ。」
 その1週間後、マグニートーはサヴェッジランドのBrotherhood of Mutantsの 仲間達に人類へ宣戦布告することを演説で語った。一方、ニューヨークの病院に 入院しているプロフェッサーは医師からもう二度と歩けないことを告げられていた。
 (現在)ブラザーフッドを連れて北極に来ていたマグニートーは ここに新たなブラザーフッドの要塞を建設することを決心した。
 フォージをはじめとする部下たちに要塞と最終兵器の 建設を急がせる一方、マグニートーはアメリカ政府が衛星軌道上に建設中だったミュータント追跡機能を 持った人工衛星を自らの手で破壊した。 「人間どもはお前たちの話しなど聞かないぞ。何の提案も聞かない。・・・・」
 最終兵器が完成間近となったとき、マグニートーはフォージの発明したホログラム遠隔投影機 によって世間から身を隠していたX-MENの前に姿を現した。 X-MENたちに自らの計画の一端を話し、同じミュータントの仲間であるX-MENを傷つけたくないと言い、 ブラザーフッドに入るよう説得した後再び姿を消した。「7日間待とう。」
 セイバートゥースを側近とし、計画の最終段階の指揮を執る。その計画とはフォージの発明した マグネティックパワー増幅器によって地球上を"浄化"しようというものだった。ブラザーフッドの 新たな移動要塞シタデルには地球上の種が一つがいずつ集められていた。 「素晴らしい!自分がまるで電卓からスーパーコンピュータに変わった様な感覚だ。」
 とうとう計画の最終段階を開始した。要塞の広場にブラザーフッドの面々を集め、中央のパワー 増幅器に立った。増幅されたエネルギーにより世界各地に磁気嵐を起こし始めた。そして他方、 ミュータントの囚人たちが収容されているキューバのキャンプXファクターにブラザーフッドのチーム を送り、プロフェッサーX ナイトクローラーらを助け出した。マグニートーはパワーを集中し、地球の磁場の全てを掌握し 地球上全てを"浄化"しようとした時、背中をオプティックブラストで撃たれ倒れた。突如現れた サイクロプスに対し、セイバートゥースが襲い掛かろうとするが それをマグニートーが制した。バイザーのないサイクロプス一人を恐れることはないと言うマグニートー。 「チャールズに頭をおかしくされて我々にたった一人で挑もうというのか?」 しかしそれに対しニヤリとするサイクロプスに「何がおかしいのだ?」と訊くとサイクは通信機を取り出した。 「誰が"一人"だって?」 「この程度か、X-MEN !」
 要塞のガラス窓を突き破って現れたブラックバード。中からX-MENが飛び出し、ブラザーフッドの 下っ端たちを次々倒してゆく。「私は馬鹿な男だ。殺せるときに殺すべきだったか。」 ストームの攻撃などに遭うが、即座に反撃に出たマグニートー。 磁気嵐を起こしてブラザーフッドともどもX-MENをなぎ倒した。マグネティックパワー増幅器は シャドウキャットの破壊工作によりあと一回しか稼動しない状態 だったが、マグニートーはそのパワーを利用してマイアミの原子力発電所のメルトダウンを開始した。
 空軍のシタデルに対する爆撃を磁場シールドで防ぎつつ、X-MENの処刑を始めた。まず ウルヴァリンを空中に持ち上げ金属骨格を締め上げた。 ブラザーフッドを裏切り、サイクロプスを見殺しにしたことを責めいたぶるマグニートー。しかし 筋力によって磁力拘束から脱したコロッサスにボディーブローと続く2発のパンチを受ける。 コロッサスから始まったX-MENの連続攻撃により倒され、敗北を悟ったマグニートーは上空にいた 爆撃機を操り自分とX-MENの上に墜落させた。しかしマーヴる・ガール のフォースフィールドによって全員にダメージはなかった。最後にビースト によって伸され、マグニートーの身柄はS.H.I.E.L.D.に引き渡された。
 事件後、トリスケリオン(アルティメッツの本拠地)内部の プラスチックの牢獄の中で山積みとなったファンレターなどを読んでいたマグニートーに チャールズ・エグゼビアが面会に訪れた。穏やかに言葉でお互いの(ミュータントについての)意見を 主張しあう二人。エグゼビアに息子「・・・チャールズ、最後にひとつ訊きたい。」 のことをずっと気にかけていることを見透かされたマグニートー はそれを否定する。エグゼビアとの議論にしだいに分が悪くなってきたマグニートーは警備員を呼び、 エグゼビアを引き取らせた。その帰り際、マグニートーはエグゼビアにクイックシルバーの怪我は 回復したかと訊く。「見事な回復を見せているよ。どうしてそんなことを訊く?」「理由なんぞない。」
 今回のマグニートーは、エグゼビアの過去が詳しく書かれていておもしろい。また、 『ULTIMATE WAR』編で自分を騙し打ちにしようとした張本人であるエグゼビアを救出していたのには 感心しました。さまざまなセリフからも、 やっぱりマグニートーはミュータントの幸せを第一に考える人なのだと改めて思いました。 (2006.6.18)

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